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8.摘 果
受精した幼果は,10日ほどたつと下垂していた果梗が持ち上がって肥大を始める。不受精果はそれまでに黄変して落下するが,着果が多すぎると受精果も養分競合を起こして直径3cm程度の大きさまで生理落果することがある。
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果実の肥大推移を横径でみると,5月に受粉した果実は50日目頃まで直線的に肥大し,その後約40日間は肥大は殆ど停滞しする。受粉後100日目頃から再び肥大を始め,成熟する130〜150日目頃まで肥大を続ける。
前期の肥大を第1次肥大期,後期のそれを第2次肥大期と呼び,途中における肥大の停滞する時期を肥大停滞期と呼んでいる。肥大停滞期における果実の横径と成熟期のそれは高い相関関係があることがわかっている。即ち,第1次肥大を順調にさせることが大きな果実づくりのために重要である。したがって,受粉1カ月め頃には余分な果実を摘果し,残した果実の肥大を促進する。
摘果に当たっては奇形果はもちろん,健全な果実でも丸い果実を摘除する。大きくなる資質を備えた果実は幼果のときから縦長のものが多い。
商品価値の高い500g以上の大果をつくるには,葉果比50以上になるよう結果数を制限する必要がある。通常,1結果母枝当たり1果を目安に残して摘果する。とくに,若木で結果過多になると樹勢が衰弱し,その後樹の生育が極端に悪くなるので無闇に多い結果は避けなければならない。
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9.果実管理
果実が肥大してくると,果基部が結果枝などに接して枝圧傷を起こし易い。圧傷を起こす恐れのある果実は,厚さ5mm程度のウレタンシートや厚ての紙などを10cm角くらいに切って,接した枝と果実の間に挟むようにして添えるか,または結果枝を吊り上げて果実と枝が接触しないようにする。
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チェリモヤの果実は,直射日光が当たると果実温度が上がり発育が抑えられる。直射光線が当たるような果実は,周辺の枝を引き寄せて果実の上に葉を覆うか,適当な葉がないときは直射光線を遮るため,20cm角程度に切った紙片で日よけをするとよい。
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