検察の冒頭陳述

前に戻る 次へ進む 2015年09月21日

判 官

 

 冒頭に、本件の提訴概要について、検察当局から訴状を開陳願います。検察官、お願いします。

 

検 事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 我が国で唯一の古代正史[日本書紀]は、数多くの識者の訴えを検察当局がが検証した結果、古代日本の史実を歪曲し、あるいは捏造した偽書だったことが判明しました。

 これは、編纂を統括・指揮した藤原不比等(鎌足の二男)被告と、時の女帝/う野讃讚良(うののさらら:中大兄の娘/持統天皇)被告にとって都合良く史実を改竄・捏造したものだったと断定しました。

 その記述内容は、ところどころに史実を散らばらせながら、ありもしなかった事を恰も史実のように書き並べ、ときには潤色した記述内容であると判明しました。ことに、「乙巳の変」で蘇我善徳大王(入鹿)を暗殺し、大和朝廷を転覆した百済武王(ムワン)の子/翹岐(ぎょうぎ:中大兄:後の天智天皇)21),67)と百済の大佐平/智積(ちしゃく:鎌足)21)の殺人行為を、正義の応酬として正当化するために書いたもので、偽書と云わざるを得ません。

 しかも、創作した聖徳太子の皇子・架空の山背大兄王を攻め殺したとする事由で以て、蘇我入鹿を犯人に仕立てあげ誅殺した犯罪は、誠に以て不届き千万と云う他ありません。

 翹岐(中大兄)と智積(鎌足)は、その後も蘇我王朝・蘇我倉山田麻呂大王や、古人大兄皇子を次々と謀反の罪をきせて誅殺69)した殺人鬼と云っても過言ではありません。言語道断の悪事という他ないが、両人はすでに他界して久しく、今はその罪を問うても詮無いことと考え、被告人として喚問しないことといたしました。彼らは霊界にあって成仏出来ず、閻魔大王(えんまだいおう)のもとで日々苦しみの天罰を受けていること思います。

 問題とすべきは、藤原不比等は自身の父・智積(鎌足)や翹岐(中大兄)の、許すべからざる犯罪行為を、[日本書紀]において逆に褒め称えた記述100)をならべて国民を翻弄したこと。

 そして、蘇我王朝の馬子大王や蘇我善徳大王らが行ってきた善政を歪曲して伝えておきながら、一方では聖徳太子という架空の聖者を偽作した48),104),108)被告人/藤原不比等は、自身で十七条憲法まで創作し、聖徳太子の偉業と喧伝した108)こと。

 遡ること、須佐之男尊饒速日尊らが建国した和国、大和王国の史実を抹殺し、何の業績もなかった日向の向津毘売尊を皇祖/天照大神に仕立て上げたこと。

 また、初代神武天皇はじめ、古代天皇の薨年令を無闇に引き延ばし、神武天皇の即位年を紀元前六百六十年と偽って記述した100),103)こと。

 さらに、飛鳥時代においては、架空の用明・崇峻・推古の各天皇を偽作した48),108)こと、等々によって国民・国家を欺いたことは許せない大罪と云うほかない。これら史実を歪曲した[日本書紀]によって、国民はこの国の黎明の記憶を失ってしまった105)と云わざるを得ません。

 また、女帝・野讃良(うののさらら:中大兄の子/持統天皇)被告も、藤原不比等を唆(そそのか)し、古代豪族らの墓記や系図まで抹殺・改竄し、古神社の縁起や祭神名まで改竄させた79)罪は計り知れない程に大きい。

 [日本書紀]の記述を見直し、史実に基づいた新たな古代史書「古代日本原記」を編纂するためめにも、この法廷においてその真相を徹底追究し、阿倍総理が提唱する教育改革、ことに正しい歴史や道徳教育に資するとともに、美しい国/日本の構築に貢献できるよう、判官におかれては適切な裁定を切望するものであります。

 なお、細部にわたっては尋問の途上で、検察調書に基づき逐次、補足発言の機会を求めたいと考えます。以上で、ひとまず冒頭陳述を終わります。


戻 る 次へ進む